これまで楽曲の音源制作で培ってきた技術を活かして効果音制作に挑戦いたしました。 内容は下記の通りです。
『女性剣士はこちらに気づいていないドラゴンにそっと近づき、剣を抜いて数回攻撃し後方にジャンプして少し距離を取る。切りつけられたドラゴンは鳴き声で威嚇、その後口から炎を吐き攻撃するが剣士は炎をかわし再び近づいてドラゴンを切りつけ討伐。』
ドラゴンの足音:
火山の噴火音(Vocano In Distance.wav)を短く切り出したものと金属が砕ける効果音(Full Metal Crunch.wav)をブレンドして加工しました。
ドラゴンのうめき声:
火事の炎が吹き出す音(8FIREST.wav)を低速に加工して作成しました。
女性騎士の足音:
弓が的に刺さる効果音(55Arrow,Lawnmovwer Startup, Thud.wav)のアタック音の切り抜いたものと、岩が砕ける効果音(16CRUNCH.wav)をブレンドして加工しました。毎回同じ音にならないよう、クランチ音のピッチを2種類用意し、さらにブレンド具合や、音量感にばらつきをもたせています。
抜刀音:
抜刀音(80Sword Sheathed)は効果音集の中に存在しましたが、イメージよりも軽い音だったため、それにオクターブ下にピッチシフトした音を重ね、更に風切り音(16AIRF.wav)と鉄床を叩く音(16ANVILS.wav)をピッチ調整し、それらをブレンドして作成しました。
剣で切りつける音:
抜刀音(80Sword Sheathed)、風切り音(16AIRF.wav)に弓が的に刺さる効果音(55Arrow,Lawnmovwer Startup, Thud.wav)のアタック音をブレンドし、鈍い音を混ぜることで攻撃を与えている感触を追加。剣の効果音は何度も登場するため、単調になりすぎぬよう、鳴る度に、軽めの音や重めの音にしたり、時々鉄床を叩く音(16ANVILS.wav)をブレンドしたりなど色々なバリエーションを持たせています。
女性剣士のジャンプ及び着地:
火事の炎が吹き出す音(8FIREST.wav)を低速に加工してさらにピッチを変化させジャンプ音を作成。着地音は、弓が的に刺さる効果音(55Arrow,Lawnmovwer Startup, Thud.wav)のアタック音と、岩が砕ける効果音(16CRUNCH.wav)をブレンドして作成、足音と同じ素材を使用しているが、足音の効果音よりもクランチ音を強調しました。
ドラゴンの鳴き声:
バープ音(46BurpsX3.wav)を歪ませて、ピッチを高くしたものと低くしたものをブレンドし加工いたしました。威嚇声やダメージを受けた際の声など状況に応じてブレンド具合や声の長さ、速度などバリエーションをもたせています。
ドラゴンの泣き叫ぶ声:
上記ドラゴンの鳴き声にチンパンジーの息の音(04BlowflyandChimp.wav)を加工したものをブレンドしています。
ドラゴンが炎を吐く直前に空気を吸い込む音:
チンパンジーの声(04BlowflyandChimp.wav)を低速に加工したものとバープ(46BurpsX3.wav)音を加工したものをブレンドして作成
ドラゴンが火を吐く音:
チンパンジーの息の音(04BlowflyandChimp.wav)を低速に加工したものとバープ(46BurpsX3.wav)音、そして火事の炎が吹き出す音(8FIREST.wav)と
火が燃える効果音(34FireBurning.wav)の中にある火炎放射のような音をブレンド、直後には高音を強調した火が燃える音を配置し、周りの草が燃えている表現をしました。
ドラゴンが倒れる音:
火山の噴火音(Vocano In Distance.wav)を短く切り出したものと、金属が砕ける効果音(Full Metal Crunch.wav)、大砲を打つ音(8WAR)、チンパンジーの息の音(04BlowflyandChimp.wav)、岩が砕ける効果音(16CRUNCH.wav)それぞれ加工して混ぜ合わせ、人の数倍あるドラゴンの体の大きさを表現しました。
音源:SFX, SFX2, Steinberg AmpSimulator, FabFilter Pro-R, Waves SoundShifter, Ozone9
発表:2020年3月